昔(50数年前)何かのテーマ曲であったと思うが、「♪ ルソン、アンナン、カンボジア~はるか~オランダ~、イスパニイア~・・・」と今でも口ずさむ歌がある。ちなみに呂宋:フィリピン、安南:ベトナムのこと。
ヴェトナムのホーチミン(昔のサイゴン)経由でカンボジアの首都プノンペンで一泊。町へ出ると何か懐かしい雰囲気。そうだ!kuraが鼻たれ小僧の頃の大阪の街。厳冬の奈良から一気に真夏の蒸し暑い大阪の気候、しかも半世紀以上タイムスリップしたみたい。
次の日、あまり上等でないバスに6時間ほど揺られてシェムリアップへ向かう。途中地道もあって土ぼこりがバスの中まで入ってくる。山と言う山も無く広々とした田んぼが広がり時々集落がある。車が減速し止まったら
前を牛が歩いていた。
世界遺産のアンコールワットやアンコールトム(アンコール:都、ワット:寺、トム:大きいの意味)を見て回る。ヨーロッパ人、中国、韓国、日本人世界中からの観光客で賑わっていた。前述のふたつの遺跡だけでは無く広大なジャングルに多くの遺跡群が点在している。
この遺跡の保存修復にはかなり以前から日本とフランスが援助している。最近では中国もそれに加わっているそうだ。
遺跡で印象に残ったのは石を積み上げた構築物の壁面に「地獄絵」が数十メーターの長さで彫刻されていたもの。閻魔様、鬼、釜ゆでなど・・・日本の仏教の極楽、地獄の話と同じ。これもまた懐かしかった。
アンコール遺跡の入場券(一日券、20$)
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